10月7日と8日に、町田市民フォーラムにて2つの公演に出演します。
どちらもそれぞれに想いの詰まった公演です。
10月7日(土)はヴェルディのオペラ『シモン・ボッカネグラ』。
和解・平和・愛がテーマのヴェルディの隠れた傑作です。
今回お話をいただいた時に、「これは大変な役が来たな...」と。
シモンはかなりのシーンで出ていて、言葉も多く、また、通常のヴェルディのバリトンのように勢いでなんとかなるようなシーンがほとんどない。
しかし、フィエスコ役にデニス・ビシュニャを考えているということから、お引き受けすることにしました。
デニスへの依頼は僕からも後押しを。このオペラのテーマの一つである「平和」が、デニスの祖国ウクライナへの想いにも通じると感じたからです。
主催の町田イタリア歌劇団の柴田素光さんの計らいで、当日はデニス・ウクライナ支援のための支援箱も用意してくださることになりました。
アメーリアはこの団体に関わるきっかけとなった公演「フィガロの結婚」に声をかけてくれた水戸瞳さん。素敵なアメーリアを演じています。
ガブリエーレは実力派の若手で声も今ノリに乗っている堀越俊成さん。
フィエスコのデニスは世界クラスの声を持っています。
上演される機会は少なく、話も複雑ですが、音楽は超一級です。ヴェルディがこの作品に注いだ想い・愛を感じる素敵なオペラです。
10月8日はオペラ界・邦楽界の共演『響奏』の第2回公演。
第1回公演で初演された『星の王子さま』の改訂版初演が行われます。
初版ではバリトン(語り・歌)・ソプラノ・ピアノ・邦楽合奏による編成でしたが、今回はテノールが追加され、曲も増えました。
台本・音楽にはユニークであたたかさもありとても素敵な作品です。
作曲の川崎絵都夫さんには、自分が参加しているコンサートシリーズ「上下天光」にも作品の委嘱をお願いしていて、そちらも楽しみにしているところです。
他にオペラ作品や、邦楽との演奏なども。
尺八の長谷川将山さんなどとの久々の共演も楽しみです。
ソプラノの刈田亨子さんの品格がありとっても素敵な歌唱、テノールの安保克則さんの張りと伸びのある歌唱。そして作品中、代表の柴田素光さんにもソロ曲があります。
ピアノの小森美穂さんの素敵なピアノも、状況に応じ柔軟に演奏を支えてくれています。
素敵な詩を書かれた(脚色・作詞)岩倉恵子さんは「響奏」の企画者でもあります。
どちらの公演も是非、お越しください。
お申し込みはチラシ掲載の電話、ホームページまでご連絡ください。
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